ボブン?

ボブンという料理をご存知ですか?

ボブン… ビーフンの麺に、甘酸っぱいナンプラーの入ったタレ。
上に、焼肉のタレで炒めたような牛肉と春巻き。
もやしや、レタスなどがのっている?????

先日よく来て下さるお客様が、以前にフランスに住まれていた時に、フランスのチャイナタウンでよく食べていたボブンのことを話されました。どうやらベトナム料理のようですが、ベトナムでなく中国でもなく、もちろん日本でもなく、フランスで愛されている料理のようです。
日本でも探してみたそうですが…。

というわけで、ボブンを作ってみよう!
中国料理ではなくベトナム料理のようで、得意分野ではないのだけれど、インターネットでレシピを調べてみたり、タレや具材にアレンジを加えてみたり、お客様にどんな感じの料理だったか電話で確認をとったりしながら一週間で完成!

私たちは食べたことがないので、試食して頂くときは、ドキドキしました。
とっても楽しみにされていたので。

「これこれ!すごく近い!!」
心の中でガッツポーズでしたね。
そして
「フランスで食べたボブンよりも、上品で美味しい。料理人が手を加えるということはこういうことなんだね~」
そう話されていた時は、とても嬉しかったです。

ボブンは、フランスでとても安くて、美味しくて、手軽で、お腹一杯になるから、留学生や勉強をしながら仕事をしているアーティスト、デザイナーの強い見方なんですって。
だから、フランスにいた時の友人の皆さんも、ボブンを食べたがっているとか。
この状況で食べた、あの時の味がとても美味しくて懐かしくて大好きってありますよね。

フランスから帰ってきてずっと食べたいと思っていた味を、
「ボブン最高!」と。
やっぱりお客様が本当に美味しいと喜んで下さった時の気持ちといったら、、それこそ最高です!!

中国料理ではない為、残念ながら、当店ではボブンをグランドメニューとしてご用意することはできませんが、ご興味のある方はご相談ください。

こんなものに、こんなものを合わせたらどんな味になるのか、これをこんな方法で調理したらどうなるのか、新しい料理をすることはあっても、お客様の懐かしの味を再現することなんてそんなに経験できることじゃないから、とても楽しいできごとでした。

ちょっといい仕事ができた気分です。
(作ったのは主人で、私は見ていただけですが…。)

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