手紙

今月最後の週に引っ越します。
引っ越しの準備をし始めたら母からの手紙が出てきました。

 

私が大学を卒業し社会に出る時に書いてくれたものです。

就職先の会社から両親へ出された宿題でした。

 

「いつ、どんな時でも謙虚に、素直に、心と身体を遣って生き生きと働いて欲しい…」

今の自分に贈ってもらった言葉のような気がします。

私はなんて返事を書いたかな。

両親には今も沢山心配をかけています。自分達の店を持つのだから、しっかりしなきゃいけない、たくましく生きなきゃいけない…そう私が思うあまり、余計心配を掛けているのかもしれません。

娘に苦労させたくないと一番強く願うのは、両親でしょうから。

でも私はこれからオープンする自分達のお店こそ、生き生きと働ける場だと信じています。

それを早く見せられたらいいな。

 

そういえば、結婚する少し前、主人はちょうど職場が変わったばかりで…この今の家に住む時、母が午前中から夜遅くまで一緒に不動産屋さんをまわってくれました。その日、もう暗くなって最後に見たのがこの部屋でした。

家具も父母が揃えてくれたし、この部屋に私の荷物を入れた日も母と2人でビールを飲みました。

思い出もできたし、今ではすっかり住み慣れた家です。

新しい生活に、とてもわくわくしていますが、少し寂しくもあります。

引っ越しても思い出が消えるわけじゃないのだけれど。。

 

家族の存在って本当にありがたいですね。

 

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