風物詩

秋、上海蟹の季節です。

父が北陸の出身なので、ズワイガニが大好きで、お店を始めてから初めて上海蟹を食べた時には、実は日本のズワイやタラバが段違いに美味しいと思ったのですが… 年を経るほど、これはこれで全くの別物で、この時期になると、この味が恋しくなります。

ちゃんと剥けば身も食べ応えがそれなりにはありますが、身よりもミソを楽しむもの。
日本にもモクズガニというのがいて、一度食べた事がありますが、まさに上海蟹にそっくりでした。ある土地の方にとっては、身近な食材ではあるらしいのですが、その蟹ですらも、こちらでは親しみがなく、なかなか手に入らないのですから、毎年、上海蟹を楽しみにして下さっている方がいるのも納得です!

風物詩とも言える食材だから、余計に特別な価値があるのでしょうね。

さて、上海蟹の姿蒸しのご提供が、胡桃茶家でも一昨日から始まりまして今シーズン初の蒸し蟹。

初めてのお客様には、「こんなに小さな蟹なの⁉︎」という反応をされてしまうくらい小さな小さな蟹ですが、そのミソはとっても濃厚です。

そんな小さな蟹だから、剥くのが少し大変で、剥きながら食べるのは、つい無言になってしまう。
せっかくの限られた食事の時間ですから、そんな時間はもったいない!という事で胡桃茶家では、食べやすい状態にしてご提供しています。
ご自身で剥かれたことがあるお客様には、「これは有難い」とおっしゃって頂けるので、気に入って続けています。
もちろん、「いや!剥きながら食べたいんだ!」というご要望があれば、それはそれで…。

ランチタイムにご予約が入ったり、ディナーでも人数が多い時には、早朝の仕込みになる事も多く、早起きして2人黙々と蟹と格闘する事も。

いろいろな意味をふくめて、上海蟹がくると
「今年も来たなぁー!!」
「来たねぇー!」


という気になります。このなんとなく騒つく気持ちが私達の風物詩。

酔っ払い蟹も漬けました!
こちらは来週以降からのご提供です。

 

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