昨年末に干し肉を作った時、この皮付きのバラ肉がとても気に入って、メインでご提供できないかと考えた一品。
クリスピーポークという料理名で、前菜でよく提供されるこの料理は、皮をお煎餅のようにサクサクに仕上げるのが特徴なのですが、高温で焼くため、どうしても身の部分が少しパサつくのが…せっかく脂の美味しいバラを使っているのだから、なんとか身をトロトロに柔らかく仕上げられないかと、何度も試行錯誤して出来たのが1月のコースのメイン料理です。
「本来の焼き方だと、こんなに柔らかくは仕上がらないんですよ、でもそこにこだわって何度も作り直しました!」
なんてことは、温かいうちに召し上がって頂きたいので、ご提供の時にはわざわざとご説明することはありませんが…、先日いらしたお客様の中には、
「皮をこんがりと焼いているのに、なぜお肉がこんなに柔らかいの?」
と、気づいてくださるお客様がいらっしゃいました。
そんな細かな違いを分かってくださる方がいるなら、手間と時間を掛ける甲斐があるなぁと思う今日この頃。
2月中旬までのご提供です。
お待ちしております!