胡桃茶家のキッチン立ち上げました!!
知っていそうで知らない食材の下処理や、時にはレシピ、お酒のこと、お茶のことなど載せていきますので、たまーに覘いて頂ければ幸いです。
https://blog.kurumi-chaya.com/category/kitchen/
今日は旬の食材、上海蟹について。
上海蟹のご提供が始まって、10日になりますが、沢山のお客様にご来店頂きありがとうございます。
当店では上海蟹を甲羅詰めにしてお出ししていますが、今日はどのように甲羅詰めにしているのか、ご紹介します。
こちらは蒸しあがった上海蟹
足と蟹爪の部分をとりました
お腹の部分(赤丸の部分)はぺラッとはがれます。こちらは食べれません
甲羅の部分をはがしたところ
赤丸の部分こちらは肺です、絶対に食べてはいけないといわれているところ。
上海蟹を初めて見せてもらった時、ここを食べると、お腹をこわすと教わり、今でも一番慎重になるところです
食べてはいけない肺の部分を取り除きました。
お腹の真ん中に残っているのが、卵。
〇卵を甲羅の中に移し、〇口の部分と小骨を取り除きます。
半分に裂いた蟹の体の中には小さな箱が沢山。
ここから身をとっていきます。
この作業が一番の一苦労。
「できるだけ余すことなく、お客様に楽しんで頂きたい」という気持ちで!
四等分にした体の部分から身を取り除きました
今度は蟹の爪、こちらもはさみを使って半分に
そして最後に足の部分
足の両端をはさみで切ります
上海蟹の殻は柔らかいので、麺棒を使って、くるくるガリガリと殻を割っていくと、足の部分の身がスルッと出てきます。
ここまで来ると、ゴールが見えてきた気がします。
甲羅にはミソと卵、そこにミソと混ざり合った体の身、蟹の爪、足と順番に詰めていきます。
まずは、体の部分。
次に蟹爪の部分。
最後に足の部分を綺麗に並べて
完成!
さらに、お客様のお料理の進行状況をみて、蒸篭でご提供の前に温めお出ししています。
黒酢か赤酢をお好みでつけてどうぞ