主人の先輩が私に包丁を贈ってくれました。
学生の頃はサービスの仕事に憧れて、レストランや結婚式場でアルバイトをしたり、ホテルの研修に参加したりもしました。その頃から、いつかお店を持てたらと主人と話したこともあります。でも自分が食の仕事に本当に携わるなんて…。
私は今の仕事が好きですし、生活も十分満足しています。ですから、いつかという話ではなく具体的にお店を持ちたいという話が出た時は、正直少し迷いました。
でもこうして話が進んだ今では、良いお店を作ることは私の夢でもあります。包丁を頂いて、私も今まで飲食業という厳しい世界で勉強してきた主人についていかなくてはと改めて覚悟しました。
厨房の中で私ができることと言えば、紹興酒用のレモンを切るとか…簡単なことだけです。なんだか私にはもったいない!でも小さなお店ですから、なんでも二人三脚で取り組んでいかなくてはいけません。この包丁がたくさん活躍できるよう大切に使わせて頂きます、ありがとうございました。