そのお客様がお店に入っていらした時から、どこかで会ったような…そんな気がして、頭の中をグルグル。
ランチタイム、お食事されている約2時間、考えて考えて…最終的に、なんとなく中学校が一緒だったことを思い出しますが、当時、話をしたことがあるのかないのかも定かでないその女性が、本当に同級生かどうかも確信が持てず、小心者の私は、最後まで聞けずじまい。
最後の最後で、そのお客様から
「あの…失礼ですが…」
と。。。
その瞬間、不思議なことに名前まで思い出し「やっぱり!」と。
あ~なんだろう、あの時の心が温かくなるような優しい嬉しい感じ。
ありがたいことに私がお店をここでしていることを知って再会できる友人も沢山いますが、この時は偶然で、その偶然が余計に嬉しかったー!
当時は顔見知り程度の1人の同級生と20年経ってグッと距離が縮まる、そんな嬉しいこともお店をしているとあるものです。
地元の友人と会うことが今はそうあることでもないですし、あの時はこうだった、ああだったと改めて振り返って思い出すことも少ないですが、同じ場所で同じ時間を過ごした繋がりって力だし、意識していなくともただそれだけで絆ってあるものです。
毎日が特別ではないけれど、継続って大切。
続けていれば、時にはここでしか出会えない人や、味わえない時間があります。
この日、同級生が偶然来てくれたことは、また私の一つの支えになったと思い、改めて続ける大切さを思わせる細やかな出来事、でも私にとってはとっても大きな出来事でした。
足を運んでくれてありがとう、声を掛けてくれてありがとう!
(料理とは関係のない私の日々の事でごめんなさいm(__)m)
上海蟹みその小籠包(10月中旬より)