胡桃茶家のキッチンより
最近、偶然、数名のお客様と杏仁豆腐の杏仁とは何か?という話をしました。
杏仁豆腐の杏仁を、アーモンドと思われている方が多いようですが…。
杏仁豆腐の杏仁とは、杏の種の中の核(仁(さね))のことです。
杏仁は、「あんにん」ではなく、「きょうにん」と呼ばれ、咳止め等の漢方としても使われています。
ただ、漢方として使われているだけあって、杏の種の中から、そのまま核の部分を食べるなど、間違った摂り方をすると猛毒にもなるようです!!
お店で杏仁豆腐を作るときは、この杏仁を粉状加工したものを使用していますので、ご安心を。
中国には、さまざまな漢方がありますが、最初に、杏の種に中から核を見つけ出し、それを取り出して薬にしよう!と思うことも、デザートにしよう!と思うことも…それを初めて知った時は驚きました!
漢方の歴史、中国の歴史ってすごいですよね。